Node.jsとMongoDBとElasticsearchで日本語全文検索無題のファイル
MongoDBのver2.4から全文検索が導入されたので使ってみようと思ったんですが、やっぱりというか日本語には対応していなかった・・・。
何か悔しいのでElasticsearchでMongoDBのコレクションを日本語全文検索する環境を構築してみました。
Elasticsearchのインストール
何はともあれElasticsearchのインストールですが、Macならbrewで簡単にインストールできます。
ちなみにWindowsでも適当な場所にzipを展開するだけです。
で、起動。今回は試しながらなので-fオプションを付けてフォアグラウンドで起動します。
特にエラーが出なければ実際にアクセスしてみます。
elasticsearchはREST APIでやりとりするのでcurlコマンドでリクエストを投げます。
まずはテスト用のIndexを作成します。
実行した結果、{"ok":true,"acknowledged":true}
のようなレスポンスが返ってくれば成功です。
ついでに分析リクエストも投げてみますがこの時点では日本語は正しく分析できません。
プラグインの追加
まずは日本語の全文検索ができるようにkuromojiの分析プラグインをインストールします。
インストールはコマンド一発で簡単にできます。
で、今回はMongoDBのCollectionを全文検索したいのでそれ用のプラグインもインストールします。
elasticsearch-river-mongodbプラグインのインストールは他と同じような書き方にするとURLが見つからずインストールできなかったので直接githubを指定しました。
特にエラーが出なければインストールは完了です。
kuromojiのテスト
まずアナライザにkuromojiを指定して日本語の構文解析が出来るようになっているか確認します。
最後にデフォルトでkuromojiを使うようにelasticsearch.ymlに以下の行を追加します。
MongoDBの設定
MongoDBからIndexを作成するelasticsearch-river-mongodbプラグインはReplicaSetを構築した際に作成されるoplog.rsコレクションを利用するのでReplicaSetを構築する必要があります。
構築自体は1台構成でもいいのでmongoのコンソールからrs.initiate()
を実行します
しばらく待つと構築が終わるのでrs.config()
で結果を確認します。
最後にElasticsearch側でCollectionとIndexの関連付けを行います。(DB名やIndex名は実際に使う名前を指定します)
この時点でElasticsearchを再起動するとNoShardAvailableActionException
という例外が出るんですが何故出るのか分からず調査中。検索自体は普通に出来ます。
Node.jsから呼び出す
設定が終わってしまえばあとはMongoose等で普通にデータの追加や削除を行えばほぼタイムラグ無しにElasticsearch側に反映されます。
Elasticsearch側のインタフェースはREST APIなので普通にNode.jsからHTTPリクエストを投げれば良いんですがその辺をラップしてくれるライブラリがあります。
まずはインストール
サンプルとして以下のようなSchemaのコレクションを検索する処理を書きます。
例によってCoffeeScriptですがsubjectとbodyに対してキーワード検索するにはこんな感じで書きます。
という感じで日本語全文検索出来るようにしただけで力尽きたので今日はここまで。
そのうちこれを使って何か作ってみたいと思います。